施工業者の話
政府の普及支援策もあり太陽光発電システムの設置件数は右肩上がりに増えていますが、それにともない販売や施工にまつわるトラブルも
急増しているようです。トラブル例としては、「ビスが垂る木に当たっていない(ビスが貫通している)」「雨漏りするようになった」「配線がはみ出したまま」などです。
また、写真のように屋根からはみ出た設置をしている家もあります。これは設置者の希望なのかもしれませんが、それを止めない施工業者も問題ではないでしょうか。
これでは補助金ももらえなければ、メーカー保証の対象外になってしまいます。
これらは住宅用の屋根に太陽光発電システムを取り付けた際のトラブルですが、野立ての太陽光発電システムの場合でも「設計ミスで太陽光パネルに影ができる時間がある」
といったトラブルや【架台の重要性】でも触れたような架台のトラブルなど、こちらも徐々に問題が表面化してきているようです。
こういったトラブルを避けるためにも施工業者の選定が重要なのはお分かりになっていただけたかと思います。
太陽光発電システムの販売店全てが自社施工部隊を抱えている訳ではなく、各地域の施工屋と提携しているケースがあります。
もちろんこれが悪い事ではないのですが、施工店と密接な関係を築いていない場合、何かトラブルが起きた際に責任のなすり合いになる可能性もあり得ますし、すぐに対応して
もらえないということもある得るということです。複数の業者が間に入ったため、問い合わせ先すらわからないということもあるようです。
また、施工店によって得意不得意がありますので、施工店に多くの施工実績があるのかを販売店に聞いておくのがベターです。
最近では、自社の施工部隊という形ではなくても、完全子会社として分社化しているケースもあるようで、こういった場合であれば安心して施工をお願い出来るでしょう。
お見積りをしてもらう際に、「施工はどこがやるのか?」の確認をお忘れなく。